すずき小児科・アレルギー科

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すずき小児科・アレルギー科

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新型コロナ情報(2021 年1 月現在)

あけましておめでとうございます。

横浜市旭区二俣川にあります、すずき小児科・アレルギー科です。

 

2021年も新型コロナの感染拡大が続いています。

ワクチン接種が日本でも始まりそうですが、ワクチンの効果が得られる前に、これまで通りの医療を受けられない患者さんも多く出てきそうです。

 

そんな状況の中、小児科における、最新の情報(論文のまとめ)です。

従来の報告から、あまり大きな変化はありませんが、この1年の経過の中で変わってきた点もいくつかありますので、現在の状況を書いておきたいと思います。

 

<新型コロナ感染者で小児の占める割合は少ない>

2020 年10 月7 日の時点で10 歳未満の患者総数は2112 人 、10~19 歳では4399 人 でした。

割合で見ると、5 月には、10 歳未満 1.6 %10−19 歳 2.3 %

10 月には、10 歳未満 2.4 %10−19 歳 5.1 %と増えていますが、

全体から考えると、やはりこれまで通り成人と比べると少ないと言えるでしょう。

死亡した子供は日本ではいません。

 

15-19 歳では重篤な肺炎が数人いましたが、

15 歳未満では重症者はとても珍しく、ほとんどが無治療で改善しています。去痰剤などの飲み薬が必要になることすら少ないようです。

 

<小児は家庭内感染が多い>

小児の感染経路は、5 月には家庭内75-100 %でした。

学校再開後の10 月時点でも家庭内77 %と変化ありませんでした。

 

さらに内訳を見ると、

小学生:家庭内75 %、学校内2 %

中学生:家庭内68 %、学校内7 %

高校生:家庭内32 %、学校内33 %

このように、小中学生は学校内での感染より、家庭からの感染が多いことが分かります。

 

学校や保育所におけるクラスターの発生も報告されるようになりましたが、社会全体から見ると多くはありません。

日本で発生したクラスター1352 件(7〜10 月)のうち、

学校では小学校3 件、中学校5 件、高校10 件、特別支援学校0 件と報告されています。

 

国内外を通じて、子供が感染源となったクラスターが少ないことからも、社会での流行が家庭に持ち込まれて感染し、小児にも拡大していくと言えるでしょう。

 

<小児の感染について>

前述の通り、症状については従来の報告通り、ほとんど症状がないか、軽症です。

 

10 月時点でまとまったデータでは、10 歳未満患者2112 人、10-19歳4399 人 死亡例なし、でした。

海外で死亡が報告されたコロナ感染小児の基礎疾患は、心血管系異常や悪性腫瘍などで、コロナのせいで亡くなったというより、元々の病状悪化による死亡と考えられています。

 

小児患者は、成人患者と同じくらいウイルスを排泄しているとの報告もありますが、感染させる力に関してはデータが揃っておらず結論が出ていません。流行の中心となっていないことから、感染させる力は弱い可能性があります。

 

<妊産婦の感染について>

コロナ感染した妊婦は、妊娠していない女性より集中管理が必要となる可能性が少し高いとのことで、注意が必要です。

母子感染はほとんどないため、産後は母子同室で直接授乳でも新生児への影響はないとの報告があります。

新生児が感染した場合、重症になるかどうかは、まだはっきりとしていません(感染報告も数十名程度しかありません)。

 

<小児においてはコロナ関連健康被害の問題が大きい>

教育・保育・療育・医療福祉施設などの閉鎖が子供の心身に様々な健康被害を起こしています。

これまでの研究の結果、学校や保育施設の閉鎖は流行阻止効果に乏しく、医療従事者も就業困難となるため、最終的には死亡者数が増加する可能性があるとも言われています。

 

受診控えで定期接種のワクチン未接種のために、重症感染症を発症したお子さんの報告もあがっています。

子供は新型コロナに感染しても、幸いほとんどが軽症です。

子供のワクチンで防げる病気の多くは、接種が推奨される年齢で打つことに意味があります。

現代の子供が接種するワクチンの種類・本数は多いですが、多くの子供の命や健康が脅かされてきた歴史の上に開発されてきたものです。

子供の体を守るため、接種時期が来たワクチンは速やかに接種するようにしましょう。

 

<最後にひとこと>

今後の政府の対応に注目しつつ、当院スタッフ一同で地域の子供達の健康を考え続けていきたいと思います。

引き続き感染対策を十分に行い、患者さんのニーズに答え、不安に寄り添えるクリニックでありたいと思っております。

 

2021 年1 月からは、診療体制の変更もございます。詳しくはお知らせや、順番予約システム(アイチケット)のメッセージをご覧ください。

皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほど、何卒よろしくお願い致します。

何か疑問点や不安なことなどあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

 

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