すずき小児科・アレルギー科

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思春期の身体のサイン

横浜市旭区二俣川の、すずき小児科・アレルギー科です。ここでは内分泌疾患のうち大切な、思春期関連の病気についてお話しします。

 

☆思春期とは☆

思春期は子どもから大人へ移行する時期で、心身ともに大きく成長する時期です。思春期には性ホルモンの分泌が増え、新しい命を授かるための身体の準備が整います。このことを二次性徴と呼びます。

 

☆思春期の始まり☆

思春期の開始時期は人種によっても異なりますし、解明されていない部分もあります。女の子は10歳頃男の子は12歳頃よりはっきりすることが多いです。下に平均的な成長パターンを示しますが、個人差が大きいので、必ずしもこのような経過を取らないこともあります。

・女の子:多くは乳房発育から始まり、その後、陰毛発育月経の順に出現します。乳房発育は左右で時期がずれて、片方ずつ発育が始まることもあります。

・男の子:精巣の大きさが3-4 ml以上になった時を思春期の開始と考えます(orchidometerという測定器を用いて測定します→当院にもあります)。その後、陰茎増大陰毛発生と進んでいきます。身長がぐっと伸びた後に、声変わりが起きます。

 

☆思春期早発症☆

思春期の開始が、通常より2〜3年程度早く始まってしまうのが、思春期早発症です。

思春期早発症で問題になることは、次の3点です。

  1. 早期に体が完成してしまうために、一時的に身長が伸びた後、小柄のままで身長が止まってしまいます。
  2. 幼い年齢で乳房・陰毛、月経などが出現するために、本人や周囲が戸惑う心理社会的問題が起きます。
  3. まれですが、脳などに思春期を進めてしまう原因になる病変がないかを確認する必要があります。

 

☆思春期早発症を疑う・受診の目安☆

・女の子:7歳6ヵ月より前に乳房が発育してくる、8歳より前に陰毛が生えてくる、10歳6ヵ月より前に月経がはじまるなどの症状を認める時。

・男の子:9歳より前に精巣が発育してくる(orchidometerという測定器を用いて測定します→当院にもあります)、10歳より前に陰毛が生えてくる、11歳より前にひげや声変わりを認める時。

*体質的な中枢性思春期早発症は女の子では珍しくありませんが、男の子の場合には、発見の困難な病気が隠れていることが多いので、特に注意してください。

 

☆思春期がなかなかこない場合☆

男の子で14歳以上、女の子で12歳以上になっても二次性徴が認められない場合は、体質的な思春期遅発症なのか、性ホルモンが出ない病気や、精巣や卵巣の病気がないか、などを調べる必要がありますので、一度受診してご相談ください。

 

☆身長スパート☆

思春期は、二次性徴の発現・成熟と共に、身長がぐっと伸びる(スパート)がみられる時期です。主に性ホルモンの影響によるものです。

女の子は、乳房発育がみられたときは、すでに身長スパートが始まっています。約3年間で20 ~ 25cm伸び、生理が始まると伸びにくく(そこから+約5cmくらい)なります。

男の子は、精巣発育がしばらく進んでから、身長スパートが始まります。約3年間で25 ~ 30cm伸び、声変わりが完了すると伸びにくくなります。

リンク先にアップロードされている成長曲線 で、確認してみましょう。成長曲線のどこかの線に沿って成長していたら、問題ありません。思春期早発症では、他のお子さんより早く成長スパートがみられるので、成長曲線のいままで乗っていた線から、ひとつ〜ふたつ上の線に移動することが多いです。

 

☆最後に一言☆

お子さん自身、からだの変化に、不安や戸惑いを覚えたり「周囲からどのように思われているのだろう」と、他人からの評価にとても敏感になっていたりします。お家の方も戸惑うことも多い時期ですが、外見のことを評価するような言葉はかけないようにしましょう。

悩んだときは、どうぞお気軽にご相談ください!

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